助成対象詳細
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企画書・概要
Abstract of Project Proposal
秋田県五城目町での茅葺古民家活用プロジェクトの実践において、テクノロジーと遊休資産活用という切り口を通じて、現代社会に「私」でも「公」でもない「共(コモン)」の領域を創り出し、地域社会に新しい自治のあり方を示した。この経験をベースとして、2021年に「共創型コミュニティプラットフォームShare Village」を立ち上げ、全国各地の実証パートナーと共にコミュニティ運営の実践とプラットフォーム開発を進めている。
本プロジェクトでは、「プラットフォーム参加者同士の学習・支援関係構築」と「オープンなシステム開発環境の構築」に取り組む。また、既存の枠組みにとらわれない自治を実践する全国のプレイヤーと共に、「実践知のナレッジ化」を図っていく。
実践・学習・研究開発の要素がプラットフォームで循環し、一つの民間企業から始まった取り組みを越えて、新たな自治のあり方を探究するエコシステムへと変容させていく。そして、これら3つの領域が相互にフィードバックし合い、そのナレッジを社会へと発信することで、地域や暮らしを自治する、コミュニティづくりの民主化を全国規模で下支えするエコシステムとなることをめざす。