助成対象詳細
Details
企画書・概要
Abstract of Project Proposal
実施報告書・概要
Summary of Final Report
1.各災害公営住宅の入居者数、特性、地理的特徴
・栃ヶ沢:市内一の世帯数がお住まいで、集会所の利用も活発。しかし利用者の顔ぶれは
変わらず、出て来られない方々の状況が心配。
付近に公共施設・コンビニが有るが、商業地までは1km以上ある。
・中田 :市民交流プラザの出入りが活発で男性の姿も多く、自治会長さんらの負担軽減に寄与してくれるよう期待している。住宅地で中心市街地まで2km程、大きなスーパーが1km程にある。
・下和野:市民交流プラザの利用者が固定化。社協さんの個別訪問継続が望まれる。中心市街地に隣接し、隣地に市役所庁舎建設中で、市内一利便性の良いAP
・今泉 :震災前の地区が、裏山を切り崩した高台に移転。周りは工事車両が行きかいAP
だけ建って孤立感がある。
商店は無く、川向かいの町まで出なければならない。
・大野 :震災前の地区が、裏山を切り崩した高台に移転。他地域からの入居者が無く、近隣の高台移転の方々と一緒に活動されている。道路が整備されたが車が無いと外出が不便。
・西下 :大きくないAPながら各町からの入居者が居り、親睦の機会が必要だった。5分程にコンビニが在り幹線道路脇で、バス停も近い。
・柳沢 :日中不在がち
・脇ノ沢:最後に完成したAP。各町からの入居者で、今後の顔合わせの機会が必要
・水上・長部:他地域からの入居者が無く、元々住んでいたコミュニティでの行事なども以前のように参加している様子。
2.出かけて来られないなら、こちらから出かけようと、ミニコンサート・健康ミニ講座をセットでの「出張スマートクラブ」「ハーブ栽培・昼食会」を開催するなか、参加者・社協・連絡協議会からの声として、本当は手段が有れば外へ出かけたいんだ!と相談された。そこで「バスツアー」を企画、復興中の中心市街地はじめ病院・体育館他公共施設や、他地区の災害公営団地など廻り様子を見て、りくカフェでスマートクラブ(栄養指導など)今見て来た所と自分の地区をドローン映像を見ながら解説して貰うプログラムを企画。参加者は一日皆と一緒に過ごす事となり、今までになく親睦を深める機会ともなり、以後のサロンでも、会話が弾んだと普段お世話している社協・連絡会からの報告があった。また、この企画に協力願った、陸前高田社協・復興支援連絡会との協働の絆も深められた。
3.協力を仰いだ各団体(社協・連絡会・保健課など)との繋がりが深まり、顔の見える関係になった。
また、夫々の強み・弱みを補い合うことで、今まで無理だろうと提案せずに居た事も、まず口に出してみる!
相談してみる、と言う関係になってきた。
AP住民も、顔見知りの社協・連絡会の担当者から勧められる安心感から、心待ちにしていてくれた。