助成対象詳細
Details
企画書・概要
Abstract of Project Proposal
戦後約60年間、忘れられてきた林業の価値に気づいた若者や女性、都市住民、被災者らが里山に還る。本企画では、そんな新たな森人たちと先達の林業家を結び、技術指導や現地交流を通して、次世代型の里山暮らしを生み出します。
本企画で取り組むのは、自ら木を伐り、搬出する自伐(じばつ)型の林業を柱にした暮らしづくりです。自伐型林業は、低コストで、肉体的な負荷が小さく女性でも施行可能な林業形式です。また、巨大な機械で山を削ることがないため、最近では自然環境と共生できる林業形式として注目を集めています。
具体的に取り組むことは次の4つ。(1)自伐型林業で生計をたてる林業家(徳島県・高知県)を訪問し、自伐型林業や木質バイオマス活用方法などのノウハウを学ぶ(2)地域特有の課題を共有し解決に導くネットワークを作る(3)2年後に林業で月10~15万円の収入を得る(4)都市など次世代の里山を担う人々への情報発信をする。
本企画によって、林業は誰でも始められ暮らしの柱になることを各地で証明し、将来的には連携する団体を増やし、都市部から中山間地域への人口還流を起こす運動へ波及させていきます。
本企画で取り組むのは、自ら木を伐り、搬出する自伐(じばつ)型の林業を柱にした暮らしづくりです。自伐型林業は、低コストで、肉体的な負荷が小さく女性でも施行可能な林業形式です。また、巨大な機械で山を削ることがないため、最近では自然環境と共生できる林業形式として注目を集めています。
具体的に取り組むことは次の4つ。(1)自伐型林業で生計をたてる林業家(徳島県・高知県)を訪問し、自伐型林業や木質バイオマス活用方法などのノウハウを学ぶ(2)地域特有の課題を共有し解決に導くネットワークを作る(3)2年後に林業で月10~15万円の収入を得る(4)都市など次世代の里山を担う人々への情報発信をする。
本企画によって、林業は誰でも始められ暮らしの柱になることを各地で証明し、将来的には連携する団体を増やし、都市部から中山間地域への人口還流を起こす運動へ波及させていきます。
実施報告書・概要
Summary of Final Report
【開催内容】
(1)合宿の開催
・自伐型林業で生計をたてる林業家(徳島県)を全国のメンバー15名が訪問し、2泊3日の合宿を行った。
・2回目の合宿の参加者はさらに増えて25名。順調に収入をあげ始めたメンバーの山を訪れ、木質バイオマス活用の実践(出荷)を行い、実際に収入をあげる過程を共有した。・それぞれの座学では技術を学ぶほか、各地で自伐型林業を始めるために必要な情報を交換して、自前での資金調達の方法を学びあった。
(2)各地への出前講座の開催
自伐型林業を実際に自分たちの地域で始めるために、講師を呼んで各地域で1〜4回の講習を開催した。
(3)地域特有の課題を共有し解決に導くネットワークをSNS(フェイスブックのグループ)で作った。
(4)テレビや雑誌、インターネット等で各地の活動を伝える情報発信を行った。
【成果】
(1)合宿により、自伐型林業をはじめる地域間でのつながりがうまれ、相互に学び合う基盤ができた。また、各地で自主財源を確保して必要な時に講師を呼べる態勢を構えることができた。
(2)講師を複数回派遣することで、実際に自分が作業をした後で、講師がチェックしてくれるような流れができた(道をつくったあとにその作り方が正しかったか等)。その結果、講師が見てもおかしくない山づくりができ、さらに技術向上も図れた。
(3)SNSの活用により、実際に伐倒の方法や、資材購入に関する質問を投げて、講師やメンバーが答えられる場所になっている。
(4)情報発信により、新たなメンバーが全国から集まっている。追加メンバーもふくめた合宿や、レベル別に集中的な技術講習合宿をしようという次のステップの提案がでてきている。
【次の目標にむけて】
・当初は2年後の目標にしていた月10〜15万円の収入づくりが6地域で実現できた。実現できている地域の技術レベルアップを目指すのと同時に、まだそこに至っていないメンバーの悩みをメンバー同士で解決できるようなネットワークを今後も構築していきたい。
(1)合宿の開催
・自伐型林業で生計をたてる林業家(徳島県)を全国のメンバー15名が訪問し、2泊3日の合宿を行った。
・2回目の合宿の参加者はさらに増えて25名。順調に収入をあげ始めたメンバーの山を訪れ、木質バイオマス活用の実践(出荷)を行い、実際に収入をあげる過程を共有した。・それぞれの座学では技術を学ぶほか、各地で自伐型林業を始めるために必要な情報を交換して、自前での資金調達の方法を学びあった。
(2)各地への出前講座の開催
自伐型林業を実際に自分たちの地域で始めるために、講師を呼んで各地域で1〜4回の講習を開催した。
(3)地域特有の課題を共有し解決に導くネットワークをSNS(フェイスブックのグループ)で作った。
(4)テレビや雑誌、インターネット等で各地の活動を伝える情報発信を行った。
【成果】
(1)合宿により、自伐型林業をはじめる地域間でのつながりがうまれ、相互に学び合う基盤ができた。また、各地で自主財源を確保して必要な時に講師を呼べる態勢を構えることができた。
(2)講師を複数回派遣することで、実際に自分が作業をした後で、講師がチェックしてくれるような流れができた(道をつくったあとにその作り方が正しかったか等)。その結果、講師が見てもおかしくない山づくりができ、さらに技術向上も図れた。
(3)SNSの活用により、実際に伐倒の方法や、資材購入に関する質問を投げて、講師やメンバーが答えられる場所になっている。
(4)情報発信により、新たなメンバーが全国から集まっている。追加メンバーもふくめた合宿や、レベル別に集中的な技術講習合宿をしようという次のステップの提案がでてきている。
【次の目標にむけて】
・当初は2年後の目標にしていた月10〜15万円の収入づくりが6地域で実現できた。実現できている地域の技術レベルアップを目指すのと同時に、まだそこに至っていないメンバーの悩みをメンバー同士で解決できるようなネットワークを今後も構築していきたい。
広報誌 JOINT
Joint
プロジェクト情報
Project
プログラム名(Program)
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2013 国内助成 「一般枠」 地域間連携助成
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助成番号(Grant Number)
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D13-LS-0017
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題目(Project Title)
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全国の小規模林業活動の地域間連携と次世代型の中山間地域の暮らしづくり ―里山に次世代の森人(もりびと)を
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代表者名(Representative)
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平井明日菜
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代表者所属(Organization)
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次世代型山暮らしを考える会
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助成金額(Grant Amount)
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¥2,500,000
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リンク(Link)
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活動地域(Area)
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