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助成対象詳細

Details

2013 国内助成 「一般枠」 地域間連携助成     

「伊豆アイランドツーリズム」で繋がろう

企画書・概要

Abstract of Project Proposal

伊豆の島々では、これまでも観光活性化への取り組みが成されてきた。離島ブーム後、東京都下であっても特に恵まれた状況にはなく、島々の新たなツーリズムへ向けた奮闘努力が望まれる。私たちは、伊豆七島の事業者・行政と連携し、伊豆諸島ツーリズムという新たにスケールアップした活性度の高いツーリズムを目指すためプロジェクトを計画した。

1年目
 ・伊豆諸島資源調査、ツーリズム概況調査
 ・現役ガイドと関係者による懇談会・会議の実施
 ・共同研究「伊豆諸島の文献調査と集約、事業構想」の実施
 ・伊豆諸島地域資源のビジュアル化、HP等による事業進展の公開

2年目
 ・ガイド研究会立ち上げへの会議の実施
 ・伊豆諸島ツーリズムルートと事業ガイドラインの作成
 ・伊豆諸島ツーリズムガイドプログラム例作成と実施、検討と評価
 ・ガイド冊子・リーフレット類原稿レベルの制作
 ・第1回伊豆アイランドフォーラム実施
  (同ツーリズム協議会実行委員会立ち上げ)



実施報告書・概要

Summary of Final Report

活動報告

○伊豆諸島の実情調査と交流活動

初年度は、各島を訪ねてツーリズム・地域教育・資産の調査を行った。これらをテーマに活動をしている方々との意見交換と当事業についての意見をヒヤリングした。同時に、学びと交流の場としてのフォーラム開催に向け、デザインと準備を行った。

○3回の「伊豆諸島くるまざフォーラム」を実施

初年度の後半3月に、フォーラムを実施。目標は、伊豆九島、島外で、活発に活動をしているガイド、観光関連事業者、研究者を集めた、伊豆諸島を課題にした、学びと意見交換であった。次年度には、10月と3月に二回のフォーラムを実施し、学びを深め、ビジョンの共有化を行った。リピート率が上がり賛同者が増えた。


活動の結果

○伊豆諸島をキーワードとした資産への気づき

研究分野の新知見としてあった伊豆諸島の貴重な自然・文化資産を、毎回のワークショップにて合計7分野の研究者からプレゼンテーションを受けた。その魅力と価値は、各島から集まった参加者に、これまでに知りえない大きな気づきをもたらした。

○正式に会の結成

このような経験は、これからの伊豆諸島地域活性化への心強いエンジンとなることを参加者相互が自覚した結果、今後もこのような機会を設け、諸島の内外へ発信し続ける必要性を確認し、第3回フォーラム最終日には、この役割を継続させるため、会の新規結成を全会一致で決定した。正式名称を「伊豆諸島ツーリズム研究会」とし、会員制度で出発した。

○アクションプランとスケジュール

同じに、ワークショップにおいて組織運営とアクションプランについても話し合われ、5つの研究事業が提案された。さらに、年2回のフォーラム実施、各島持ち回りで全島を互いに訪問しての開催、という目標も決定された。フォーラムでは、引き続いて、研究者からのプレゼンテーション、アクションプランの実施報告と次の展開への検討が行われる予定である。

○研究者との共同

プレゼンターとして参加頂いた各研究者の皆さんからも会の趣旨に共感を頂き、研究の取り組み方にも影響を受けたとの発言を頂いた。そこで、単にアドバイスに留まらず、今後は、二人三脚で研究と新知見の普及に努めるという共通ビジョンを掲げることになった。

プロジェクト情報

Project

プログラム名(Program)
2013 国内助成 「一般枠」 地域間連携助成     
助成番号(Grant Number)
D13-LS-0012
題目(Project Title)
「伊豆アイランドツーリズム」で繋がろう
代表者名(Representative)
長谷川孝一  
代表者所属(Organization)
ama水辺の自然文化研究所・地球の楽校
助成金額(Grant Amount)
4,800,000
リンク(Link)
活動地域(Area)