助成対象詳細
Details
企画書・概要
Abstract of Project Proposal
原発避難地域(本プロジェクトの対象は福島第一原発事故によって全町避難を余儀なくされた福島県富岡町を対象とする)の子どもたちは、それぞれの想い、仲のよかった友人などさまざまなものを地元に残したまま、突然の避難を強いられた。心の準備も何もないまま。「故郷を卒業」することさえできないまま、今なお地域から分断させられた状態が続くなかで、多くの子どもたちが心に傷を負っている。このことは、彼らの将来に責任ある親世代にも心身の疲弊というかたちで影響を及ぼしている。
本プロジェクトは、福島県富岡町に暮らした中高校生たち自らが、地域の高齢者を中心とした住民への「聞き書き」という行為を通して、(1)子どもたちに、自らが育った地域の歴史・風土、先人たちの教えなど有形無形の財産を学び・伝えること。(2)そうした、故郷に脈々と息づいてきた<生の証>を継承する行為を通じて、子どもたちが、今後の避難生活を乗り切り、将来を生き抜いていける力を養うこと。(3)「聞き書き」という行為を通じた子どもたちの成長プロセスを大人たちに波及し、その成果を空間的・時間的に広めていくことを目的として実施するものである。
本プロジェクトは、福島県富岡町に暮らした中高校生たち自らが、地域の高齢者を中心とした住民への「聞き書き」という行為を通して、(1)子どもたちに、自らが育った地域の歴史・風土、先人たちの教えなど有形無形の財産を学び・伝えること。(2)そうした、故郷に脈々と息づいてきた<生の証>を継承する行為を通じて、子どもたちが、今後の避難生活を乗り切り、将来を生き抜いていける力を養うこと。(3)「聞き書き」という行為を通じた子どもたちの成長プロセスを大人たちに波及し、その成果を空間的・時間的に広めていくことを目的として実施するものである。
成果物
Projects Outputs
- おせっぺとみおか(D13-L-0253)
広報誌 JOINT
Joint