助成対象詳細
Details
企画書・概要
Abstract of Project Proposal
1.実施内容 美容の技術を持つ者がその技術を社会に還元することで地域と人々に活力をもたらす。移動型総合美容サロンを開設し、高齢者、障がい者を中心に美と健康への意識向上をサポートする。
2.市場 現在、日向市の人口は63,702人うち、65歳以上の高齢者16,602人(約4人に1人)うち、介護保険認定2,682人⇒入居出来る福祉施設の数:52(1施設/平均利用者数30人):福祉施設での美容サービス普及率90%⇒居宅介護者1,122人:居宅介護者向け美容サービス5%未満(1)高齢者へのソフト的なサービスの充実が必要(2)居宅介護者向けのきちんとした美容サービスが無いので髪や身だしなみを整える事で、生きる活力を見出し引きこもりや心身の弱体化を予防していきたい。
3.事業の特性と利点 (1)美しさの視点から高齢者の存在意義を再確認させ、心身の健康を促す。(2)自宅ではなく移動型サロンに行く事で外出の機会を作りひきこもりを改善する。(3)集まる機会を作る事で、地区のコミュニティを活性化させる。(4)山間部、過疎地域においては、他の民間企業、団体と連携する事でその地区の利便性を計り住み良い町づくりの基盤を作る。
2.市場 現在、日向市の人口は63,702人うち、65歳以上の高齢者16,602人(約4人に1人)うち、介護保険認定2,682人⇒入居出来る福祉施設の数:52(1施設/平均利用者数30人):福祉施設での美容サービス普及率90%⇒居宅介護者1,122人:居宅介護者向け美容サービス5%未満(1)高齢者へのソフト的なサービスの充実が必要(2)居宅介護者向けのきちんとした美容サービスが無いので髪や身だしなみを整える事で、生きる活力を見出し引きこもりや心身の弱体化を予防していきたい。
3.事業の特性と利点 (1)美しさの視点から高齢者の存在意義を再確認させ、心身の健康を促す。(2)自宅ではなく移動型サロンに行く事で外出の機会を作りひきこもりを改善する。(3)集まる機会を作る事で、地区のコミュニティを活性化させる。(4)山間部、過疎地域においては、他の民間企業、団体と連携する事でその地区の利便性を計り住み良い町づくりの基盤を作る。
実施報告書・概要
Summary of Final Report
2年間の助成を通し振り返ってみると、移動型総合美容サロン(以下美容サロン)という1つの形態からスタートし美容のスキルを活用し、地域社会における特に高齢者、障がい者福祉を考えた地域づくりにおける活動を実際に行ってきて、地域住民の方、今活動における活動対象となる方と接する機会をもち、多くの事を学び取ることができた。
日向市にて、様々な地域、企業、関係機関と活動をシェアしていくなかで、最終的には、1つの地域(東郷)、2つの事業所(鮫島病院、スマイルホーム360)、1つの関係機関(日向市社会福祉協議会)と密な連携をすることができ、スタート時に目標とした4地区(財光寺、美々津、東郷、細島)における連携には助成期間中には及ばなかった が、特定の地域や事業所において、美容サロンの定着ができたことは今後活動していくなかで、実績を踏まえた大きな礎になることは間違いないと確信する。
当初思い描いた「美」に対する人間的な欲求をうまく引き出していくことで、高齢者や障がいのある方が 存在意義を認識し、生きることへの活力になり、1人1人がこの機会を通し地域とつながりをつくり、その中で高齢化社会を見据えた新しい形のコミュニティや町づくりにつながるという思惑は間違いではない一方、それ以上に気づいた事 を、特に感じた個人の評価を含め以下にまとめる。
気づきその1「美容のスキルはその人とかかわる為のツール」
人はキレイになりたい願望があるから、美容を活用すればその願望が心身ともに元気になり活力になるとおもってい
たが、実はそれは一過性のものでしかなく、美容はその人との関係性を縮める為のアイテムであり、その相互関係の
中でお互いが信頼しあえる関係になり、お互いが生きる楽しさや喜びを感じている。活力をもらっていたのは自分た
ちだった。
気づきその2 「コミュニティは一日にしてならず」
集まるきっかけを作ると、意外と人は簡単に集まってくれるが、その機会を継続していくことが難しく、継続させて
いくためには、2 回、3 回の声かけが必須である。特に高齢者の方は物事を忘れがちで、何回もの呼びかけが必要に
なるのだが、覚えられる頃には関係性ができている。理屈ではなく、精神論が必要。信頼しあえる関係性がコミュニ
ティを形成する上で重要で、それは努力でしかなしえない。
また、振り返る中で、今後の展望も明確になったので以下にまとめる。
1.美容サロン、地域支援、日向市のアンテナを踏まえた、つながる、支える仕組みをもった、環境デザインを考慮
したショップ開設。民間の課題は民間で解決する。情報収集、発信、連携は出来てそうで出来てないのが官民の
共通課題でAOZORAはその中継として様々な情報収集し、課題解決を図る。
2.SST(ソーシャルスキルズトレーニング)を用いた美容カウンセリングの確立。医療における美容スキルの活
用はまだ発展段階。研究を行い、その効果、検証をおこなう。
日向市にて、様々な地域、企業、関係機関と活動をシェアしていくなかで、最終的には、1つの地域(東郷)、2つの事業所(鮫島病院、スマイルホーム360)、1つの関係機関(日向市社会福祉協議会)と密な連携をすることができ、スタート時に目標とした4地区(財光寺、美々津、東郷、細島)における連携には助成期間中には及ばなかった が、特定の地域や事業所において、美容サロンの定着ができたことは今後活動していくなかで、実績を踏まえた大きな礎になることは間違いないと確信する。
当初思い描いた「美」に対する人間的な欲求をうまく引き出していくことで、高齢者や障がいのある方が 存在意義を認識し、生きることへの活力になり、1人1人がこの機会を通し地域とつながりをつくり、その中で高齢化社会を見据えた新しい形のコミュニティや町づくりにつながるという思惑は間違いではない一方、それ以上に気づいた事 を、特に感じた個人の評価を含め以下にまとめる。
気づきその1「美容のスキルはその人とかかわる為のツール」
人はキレイになりたい願望があるから、美容を活用すればその願望が心身ともに元気になり活力になるとおもってい
たが、実はそれは一過性のものでしかなく、美容はその人との関係性を縮める為のアイテムであり、その相互関係の
中でお互いが信頼しあえる関係になり、お互いが生きる楽しさや喜びを感じている。活力をもらっていたのは自分た
ちだった。
気づきその2 「コミュニティは一日にしてならず」
集まるきっかけを作ると、意外と人は簡単に集まってくれるが、その機会を継続していくことが難しく、継続させて
いくためには、2 回、3 回の声かけが必須である。特に高齢者の方は物事を忘れがちで、何回もの呼びかけが必要に
なるのだが、覚えられる頃には関係性ができている。理屈ではなく、精神論が必要。信頼しあえる関係性がコミュニ
ティを形成する上で重要で、それは努力でしかなしえない。
また、振り返る中で、今後の展望も明確になったので以下にまとめる。
1.美容サロン、地域支援、日向市のアンテナを踏まえた、つながる、支える仕組みをもった、環境デザインを考慮
したショップ開設。民間の課題は民間で解決する。情報収集、発信、連携は出来てそうで出来てないのが官民の
共通課題でAOZORAはその中継として様々な情報収集し、課題解決を図る。
2.SST(ソーシャルスキルズトレーニング)を用いた美容カウンセリングの確立。医療における美容スキルの活
用はまだ発展段階。研究を行い、その効果、検証をおこなう。
プロジェクト情報
Project
プログラム名(Program)
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2013 国内助成 「一般枠」 活動助成
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助成番号(Grant Number)
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D13-L-0040
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題目(Project Title)
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日向市から発信!美容の力を福祉に生かす 「AOZORA」プロジェクト ―キレイで元気に。 移動型総合美容サロンを地域に根付かせる
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代表者名(Representative)
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林 幸広
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代表者所属(Organization)
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おりーぶはうす
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助成金額(Grant Amount)
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¥2,200,000
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リンク(Link)
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活動地域(Area)
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