助成対象詳細
Details
企画書・概要
Abstract of Project Proposal
各自治体毎に、いよいよ集団移転が具体化され、高齢者を含めた入居者が住み続けるためには、どのようなハードとソフトが必要なのか、6月5日「復興住宅を考える講演会」を宮城県全域から担当行政、支援するNPO法人等の100名の参加を得、神戸から2人の講師をお呼びして、事例と全国での集団移転、高齢公営住宅の成功例をお聞きしました。現在、入居されている仮設住宅、みなし仮設においても話し合いが行われ、中には引越しが進んでいるところもありますが、先が見えない不安がいっぱいです。この度の復興経験、並びに、現在の実態についての現地訪問学習によって、我々NPO法人のスタッフと仮設自治会の入居者と将来支援の主軸になる若者が参加者となって、復興住宅に入居までのプロセス、その後の考えられる課題を神戸の現地の方々からお聞きし、①住まい方②事前の話し合い③多くの事例④合意形成⑤現在の姿⑥そこまでの問題点⑦地域ネットワークのスキルと仕組み等を学習し、住まいの多様化と継続的支援体制を支援団体の構成員(行政、団体、町内会、学生)と共に創成してゆきたい。
実施報告書・概要
Summary of Final Report
1. 訪問学習の目的
阪神淡路大震災の復興プロセスを現地生活者から直接話を伺い、また震災後20年近くを経過した現状を視察し、仮設住宅。みなし仮設から復興公営住宅への移行期においての コミュニティの持続形成と自治会の立ち上げをどうしたか、阪神淡路大震災から今までどのような経過をたどってきたかを学習する。
2.期間
10月16日(月)より10月18日(水)
- 16日(月):夕方 神戸市中央区三宮 神戸市勤労会館特別会議室
- 17日(火):午前 神戸市中央区脇浜 人と防災未来センター、午後 神戸市灘区摩耶海岸通なぎさ地域福祉センター
- 18日(水):午前 神戸市東灘区魚崎北町 ココライフ魚崎
3.オリエンテーション(於:神戸市勤労会館特別会議室)
今回の視察をコーディネートするNPO法人神戸まちづくり研究所より、阪神淡路大震災からの復興プロセス、当該法人の取り組み、特に復興公営住宅入居前の入居者間のコミュニケーション作りについて1時間のガイダンスを受ける。
4.人と防災未来センター見学
阪神・淡路大震災の疑似体験資料の閲覧、 周辺地域の説明を受ける。体験型で当時の様子を忠実に再現し、風化させないような意図 が見られた。
また、外国人研修客が多く訪れ、情報・資料も多く集まり、グローバルな発信・研究拠点としての役割が確立されていた。