助成対象詳細
Details
企画書・概要
Abstract of Project Proposal
実施報告書・概要
Summary of Final Report
1.(関心の所在)我々は、当プロジェクトで「奥尻島」を訪問学習地とした。当地区と同じような甚大な津波の被害を受けた島だからだ。また、奥尻島の復興まちづくり等を参考に当地区の復興まちづくりにも取り入れ復興材料としていく事も目的である。
2.プロジェクト実施内容
(1) .【勉強会の実施】
先ず、我々が行ったのが「奥尻島」についての勉強会である。奥尻島観光協会の方を講師として地元に招き地域住民を対象に勉強会を実施した。
勉強会では住民から様々な質問等があり高校生も参加した。
成果として50人の住民等が参加したが奥尻島での発災から復興までを住民が把握し、今後の自力再建や復興まちづくり等を実施していく上で参考になった。また、高校生が参加し若い世代にも奥尻島の被害やまちづくり等を勉強する事ができた。
(2).【「奥尻島」学習訪問実施】
勉強会実施後、8人のメンバーで奥尻島へ学習訪問を実施した。
1日目: 津波館や避難路を見学した。
2日目: 防潮堤や観光拠点を見学し、震災当時の行政職員の方から発災から復興までの行政の取り組み等について意見交換を実施した。
3日目:ワイナリーや観光名所を見学し、学習訪問を終えた。
(3).【訪問学習をでの気づき】
当地区の課題である震災後の新たなコミュニティ再生について、奥尻島でも人口減少があり大きな課題であった。しかし、当地区でも震災後、多くの住民が町を離れ人口減少がみられるが奥尻島での島固有の人口減少と当地区とリンクして考えることはできなかった。
避難路については高台へ直接に避難でき、当地区でも参考にしていく方向である。
津波館や観光については当地区でも「メモリアルパークの建設」、「風化に対する語り部」、「観光」等について奥尻島を参考に協議していく方向である。
また、当時行政職員であった方から震災時のまちづくり、主に区画整理等について当地区とリンクする事があり今後も参考にしていく方向である。本プロジェクト終了後も奥尻島の方々から当地区の復興まちづくりに協力して頂く方向である。
3.訪問結果の共有
(1)奥尻島訪問後、当地区住民を対象とした共有を行った。当協議会で発行している「復興新聞」にて当地区住民に対し、無料で配布した。
(2)報告会は当地区を対象とした住民説明会で実施した。住民説明会は当地区における復興の進捗状況や復興関連の情報を提供し、当協議会が実施している。また、行政も参加し最終の報告を多岐にわたって報告した。
今後も奥尻島から学んだことを当地区の復興材料として取り入れていく。
(了)